ひな祭りの日、または、「耳の日」。あっというまに3月になりました。これだけ「あっという間だ!」と感じているのは、私だけでしょうか?それとも、皆さんも同じでしょうか。時間の過ぎ方は、年とともに感じ方が変わりますね。私がまだかわいい幼稚園児だったころ、将来を思っては「人生は長い…」と飽き飽きしていたことを思い出します。それが今では、「あぁ、時間がない。あれもしたい、これもせねば、なのに、時間がない。一生が終わっていく」と焦りが出てきました。
成年後見の仕事をしていると、しばしば「人生の最終段階」に差し掛かり、最期の時を迎えられた人のサポート業務があります。いろんな人生があるもんだなぁと、しみじみと思う瞬間があります。若いころには想像していなかったとおもうのです、第三者が支援について、財産管理だけでなく、最期を迎えた後もサポートをすることになるのを。もちろん、今の成年後見制度は2000年にスタートしたもので、以前の制度とはかなり異なっているので、想像をするといってもできなかったとは思いますが。
日本の出生率は下がり、また、一生独身でいる人の割合は増えているそうです。子が親の介護をガッツリとするどころか、その子の存在もない状況で暮らす人が増えているわけです。もうすでに、家族介護どころか、家族内での世代間の世話のやり取りもできにくくなっているのです。私自身も将来のことを考えます。この仕事をしていると、やはり、時々ふと、自分の最期はどうなるだろうかと考えます。
ちなみに、私は少し前まではのんきに「老後は施設でお世話になって、ご飯を出してもらって、時々職員さんや周りの人としゃべって、流されるままに最期まで生きよう」と思っていましたが、なんだか最近では「そもそも施設にはいれるんだろうか?あるんだろうか?」という、より根本に近い心配が沸き起こります。
何とかなるかな、と思いつつも、本当に何とかなるかどうかは、その時になってみないとわかりません。わかりませんが、いくらかの事前の対策は立てられるかもしれません。その対策とはなにか?節約をして、老後の費用を確保する…それももちろん大切です。でも、それに加えて、より一層根本的に大切な「健康を大切にする」も、日ごろから、万が一に備えて取り組めることですね。
つまり、何が言いたいかというと、「そろそろ季節もいいし、無理のない範囲の運動を、毎日続けましょう!」ということです。これは、また新しい年度をフレッシュな気持ちで始めていただくための「新しい目標設定」のためでもありますし、私自身への励ましでもあります。
さて、春の訪れを探しに、軽く運動にでかけてみませんか?
