ご存知ですか?警戒レベルとマイ・タイムライン

今年もあっという間に半年が過ぎ、7月になりました。新型コロナウィルスの影響は、私たちの生活にこれからも様々な制約を及ぼしそうです。また、今は梅雨の時期なので雨が多いのは当然ですが、降れば滝のような雨になりやすいので、これから先の台風の季節の自然災害もとても心配です。

 

備えあれば憂いなし。コロナ対策も含めて、災害への備えを行っていきましょう。

 

『マイ・タイムライン』という言葉を聞かれたことはありますか?国土交通省関東地方整備局のウェブサイト(https://www.ktr.mlit.go.jp/river/bousai/index00000043.html)等に詳しく掲載されていますが、マイ・タイムラインとは台風等による洪水に備えて、身を守る行動を状況に合わせた時系列で整理しておくものです。

 

行動を時系列で整理し、「警戒レベルが1になった、〇〇をする」「警戒レベルが2になったら、××をする」「警戒レベルが3になったら、△△へ移動する」のようにきめておくと、いざという時に行動に移しやすくなります。

 

一方、昨年につくられた自然災害の危険の程度を表す「警戒レベル」の中で、これまで「警戒レベル4」は「全員避難」でしたが、表記が見直され「危険な場所から全員避難」になりました。これは、例えば頑丈な土地に建つ強い建物の中にいる人は移動して避難するよりもその場にとどまる方が安全な場合があることから、『今いる場所の危険性』を判断し、危険な場所であれば逃げなければならないことを示しています。

 

まとめると、次のような備えが大切です。

 

① 家や長時間過ごす場所のハザードマップを確認し、どのような災害でどれほどの被害が出る可能性があるのかを確認する。

② 避難所へ避難する場合、災害の種類ごとに、どこに避難所があるのかを確認し、経路も確認しておく。

③ 避難行動や身を守る行動を適切なタイミングで行えるように、気象情報や警報、警戒レベルの発令に応じて行うべき行動を「マイ・タイムライン」としてまとめる。

④ 上記を家族やご近所さんと共有しておく。

 

『避難』とは、『難を避ける』ということであると考え、必要に応じて適切な避難行動をとることが大切です。我が身の難を避けるために、安全な場所にいるのかどうか、安全を保つにはどうすればいいのか、常日頃から考え、アイデアと行動力を身に着けておきたいものですね。そして、非常用持ち出し袋には、マスクと手指消毒用アルコールやせっけんも入っているか、今一度確認を。

 

写真の腕がイマイチなため、炊き込みご飯に見えないかもしれませんが、お湯や水を入れて作る(戻す)炊き込みご飯です。スーパー等の非常食コーナーや、旅行用品売り場で見かけます。非常食として置いておくと安心ですし、普段にも「作るの面倒だけど、お腹が空いた!」という時に使えて便利です。写真映りから想像するよりもはるかに美味しいです。

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兵庫県在住。「福祉×ICTで、毎日を安心安全に、心豊かに。あなたに寄り添う相談援助」をモットーに『森のすず社会福祉士事務所』開業。成年後見等による高齢者・障害者支援、認知症の方と家族の支援ならびに防災と福祉の地域啓発活動、スクールソーシャルワーカー、各種研修講師などの活動に取り組んでいる。2022年から同志社大学社会学研究科の後期課程博士課程院生。カレーと豆好き。犬大好き。社会福祉士、公認心理師、防災士。介護支援専門員。第1種大型自動車免許、2級FP技能士、第2級アマチュア無線技士。