スクールソーシャルワーカーってご存知ですか?

4月になりました。桜が咲き、チューリップも開き、春の到来。
例年であれば、新入社員や新入学生のフレッシュな話題で持ちきりの時期ですが、今年は新型コロナウィルスによって新生活の様子も例年と違います。

学校がどのタイミングで、どんなふうに再開するのかは、今後の状況にもよるかと思います。
そんな不安定さもあり、より一層、学校再開への不安を感じられる児童・生徒のみなさんや、保護者のみなさんが多くなるのではないかな?と思います。

近年、小学校・中学校には、「スクールソーシャルワーカー」の配置が進んでいます。ご存知でしたか?

40歳代の私が子どもの頃、学校の職員といえば、教員と事務員という認識で、教員の中に校長・教頭と保健の先生がいる、というイメージでした。
それ以外の学校関係者といえば、たまに注射にくるお医者さんと、歯の点検にくる歯医者さんぐらいでしょうか。
とにかく、学校にいるのは、先生だけ!という印象があります。

その後、スクールカウンセラー(SC)が配置され始め、今では学校において、子どもたちの心のケアにあたる専門職として定着しています。

スクールソーシャルワーカー(SSW)は、平成12年からモデル事業が始まり、その後徐々に広まっています。平成20年からは文部科学省において『スクールソーシャルワーカー活用事業』も始まり、今では全国各地の学校にSSWがさまざまな形で配置されています。

SSWとしては、社会福祉士や精神保健福祉士が配置されています。
私も、社会福祉士としてSSWの非常勤勤務を担当しています。

SSWは、学校によって取り組みがさまざまかもしれませんが、主に担うことは、児童生徒の家庭、友人関係、地域、学校等の児童生徒が置かれている環境の課題へ働きかけ、調整し、児童生徒の生活をサポートすることです。
教員はもちろん、心に向き合うSCや行政や地域の関係機関とも連携を取り、サポート体制を気づいていきます。

私が子どもの頃の長閑な環境とは異なり、現代の児童生徒を取り巻く環境は学業や受験、家庭の生活や家族の関係、経済や社会や個人の価値観や文化など、多様でありかつセンシティブな状況です。
でも、どの子どもも元気に暮らし、学び、遊び、伸びていく権利があります。

スクールソーシャルワーカーは、学校や教育委員会で働く職員でありながら、より広い視野をもち児童生徒の暮らしをサポートする役割を担っています。

春からの新学期、今年はいろいろと不安な要素があります。学校の再開だけでなく、保護者の就労状況や収入の変化、介護サービスの停滞による家族介護状況の変化など、一見子どもたちに直接関係がないことでも、家族に起こること、社会に起こることは、その一員である子どもにも影響は出てきます。

新学期の不安、自分のこと、友達のこと、先生のこと、家族のこと、暮らしのこと、気になる点があれば、SSWが配置されていたら相談相手の一人として考えていただけるといいなぁと思います。

3月末に神戸市内で撮った夜の桜。下からライトアップされていて、真っ暗な空に映えます。通りがかる人が立ち止まり見上げていました。それぞれ何を思うのでしょう。来年の桜は、公園でみんなでお弁当を広げて鑑賞したいなぁ・・・と例年花見に興味がないのに、今年は強く思います。

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About 森保純子 45 Articles
兵庫県在住。「福祉×ICTで、毎日を安心安全に、心豊かに。あなたに寄り添う相談援助」をモットーに、『森のすず社会福祉士事務所』開業。成年後見等による高齢者・障害者個別支援、認知症に関する地域啓発活動、防災と福祉に関する啓発活動、スクールソーシャルワーカー、各種研修講師、Webニュースライターなど、ミクロからマクロまで広域な活動に取り組んでいる。毎週「月曜日はカレーの日」としてカレー店めぐり実施中。将来はカレーを食べながら話ができる相談事務所を開設したい。社会福祉士、介護支援専門員、2級FP技能士、第2級アマチュア無線技士。