8月30日から9月5日は防災週間でした

早いもので今年も8か月が過ぎました。毎年、秋になるとフルーツやキノコなど、秋の味覚が楽しみですが、一方で天候も気になる時期。台風や大雨による大きな災害も心配です。

ところで「防災週間」をご存知でしょうか?実は、毎年、8月30日から9月5日までの期間で、今年は昨日まででした。防災週間は昭和58524日の中央防災会議決定によって定められています。この期間、全国各地で防災訓練などの取り組みが行われたようで、ニュースでも報道されていましたね。

私は兵庫県宍粟市の防災訓練会場へ行く機会がありました。地震の揺れや、火災の煙、土石流などを体験できる設備や、ボランティアセンターの受付模擬体験、段ボール箱をつかった椅子作り、災害ドローンの説明、非常食の試食などさまざまなブースがありました。また、消防、警察、自衛隊等の救助車両も展示してありました。

日ごろ、間近で消防や警察の救助訓練を目にすることはありません。会場では緊迫した空気の中で、被災者役の人にトリアージがなされ対応されていたり、車を切断して助ける場面や、倒壊しそうな小屋から救助する場面が見られました。私はただただ驚いて見ていただけですが、きびきびとした行動の中でも救助者の顔の位置まで近づいて丁寧に問診する医師や看護師、大きな声で確認しながら確実に救助を進める消防隊員や警察官の姿に、日ごろの訓練があってこそだなぁと感動しました。

人が人の命を必死に助けようとする行動は尊いと思います。防災週間は終わってしまいましたが、災害はいつ起こるかわかりません。私たちも、いざという時に備えてできることをして、救助のパワーはその時に必要となった場所や人へ注げるように準備することは、地域のお互い様につながる大切なことだと思いました。

なお、災害の話になると、「家族との連絡や、避難時の待ち合わせをしていますか?」という話題と、『災害伝言ダイヤル』を使う話が挙がります。『災害伝言ダイヤル』を使ったことのある人は、私が関わる研修の中ではとても少ないです。普段使ったことのないものを、いざという時に使いましょうといっても戸惑い、うまく使えない場合もあります。『災害伝言ダイヤル』は、定期的に体験利用ができる日が設けられています。一度使っておくと安心ですから、ぜひ、次の日程でお試しください。(災害が発生している場合では、体験利用が制限されている場合があります。実施日や実施状況は『災害伝言ダイヤル』のWebhttps://www.ntt-west.co.jp/dengon/)をご確認ください。)

 

兵庫県には様々なおいしい食べ物がありますが、中播磨から西播磨にかけて作られるそうめん『揖保乃糸』もその一つです。私は幼少期からそうめんと言えば揖保乃糸。夏はたくさん茹でて力いっぱい食べたものです。そんなソウルフードの揖保乃糸の非常食があることを知りました。水で10分、お湯で3分でにゅうめんが食べられるのですが、水で作ったにゅうめんは想像以上においしかったです。避難時には不安が大きくストレスも大きいもの。食べなれた味のホッとできる食事があると、すこし気持ちもやすらぎそうですね。皆さんの地域には、どのような郷土料理や非常食があるでしょうか?

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兵庫県在住。「福祉×ICTで、毎日を安心安全に、心豊かに。あなたに寄り添う相談援助」をモットーに『森のすず社会福祉士事務所』開業。成年後見等による高齢者・障害者支援、認知症の方と家族の支援ならびに防災と福祉の地域啓発活動、スクールソーシャルワーカー、各種研修講師などの活動に取り組んでいる。2022年から同志社大学社会学研究科の後期課程博士課程院生。カレーと豆好き。犬大好き。社会福祉士、公認心理師、防災士。介護支援専門員。第1種大型自動車免許、2級FP技能士、第2級アマチュア無線技士。