宮川ひろ先生と学校

新しい年を迎えました。皆さま本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新聞も年末年始モードになり,その関係の記事が多い中で,年末にふと目に留まった訃報がありました。児童文学作家,宮川ひろさんです。

 産経ニュース 
「るすばん先生」児童文学作家・宮川ひろさん死去 
https://www.sankei.com/life/news/181230/lif1812300024-n1.html
「るすばん先生」などの作品で知られる児童文学作家の宮川ひろ(みやかわ・ひろ)さんが29日、老衰のため死去した。95歳。通夜は1月6日午後6時、葬儀・告別式は7日…

あまり目立たない場所に掲載されていたからか,Web上での反応もほとんどないです。

最初に先生の作品を拝読したのは小学校のときの「つうしんぼ」シリーズだったと思います。

「びゅんびゅんごまがまわったら」は,小学校の時の課題図書でした(私はこの本では読書感想文の宿題を書きませんでしたが)

校長先生のキャラがよかったのは覚えています。

最近,私は児童文学をまた読むようになり,そこで先生の新刊を拝見して,「まだ執筆していらっしゃるのか」と驚き感動しました。

「しっぱいにかんぱい!」は最高でした。Amazonでも1位になっています。

これを読んだ時,ちょうど私自身が失敗続きで落ち込んでいました。でもこの本のおかげで励まされました。

そして「たんぽぽ先生」三部作

これは三冊のうちの1冊目ですが,Amazonからの引用「康介も心配ですが、康介のことを気にかけないクラスの子どもたちのほうが、もっと心配でした」。これに惹かれて読み始めました。三冊を通して,たんぽぽ先生はいわゆる「問題児」「難しい児童」と呼ばれる子どものことを問題扱いしません。クラス全員をよく見て,クラスの中で問題を解決していこうとします。また,いわゆる「普通の子」「問題がないように見える子」のこともきちんと見ています。

学校にまつわる問題が絶えない昨今,宮川先生の作品に登場するような先生は夢物語なのかもしれませんが,でもこのような先生が増えてほしいと思います。ニュースより引用ですが「ひきこもり、不登校などの題材を、子供を慈しむ温かい視点で描いた」のです。

老衰ということで大往生と申し上げてよいのだと思いますがやはりさびしいです。ご冥福をお祈りするとともに,今年も全ての学校が全ての子どもたちが元気よくのびのびと育ちますようにと願います。それが宮川先生の願いでもあったことでしょう。

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橋本京子
大阪府茨木市生まれ。京都で大学生・大学院生時代を過ごす。現在,心理学関係の研究,大学の非常勤講師をしながら,5歳になる息子の子育て中。「人間は“病的な心理状態を普通の状態に戻す”だけではなくて“もともと個人が持っている長所や強みを生かして,より幸せな人生を送る”ことができる。それは“しんどい”“つらい”時にも発揮される人間の力である」ということを実践,研究したいと考えている。


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