暦は9月、暑さもわずかではありますが、和らいでいる気がします。しかし、暑い日が続いていますので、まだまだ暑さ対策は必要ですね。
季節がら、病気と絡んだお話はないので、今回は医療と離れ、僕自身の「座右の銘」というか、医者をしていく上で心がけていることについてお話しようかなと思っております。自己紹介もまだでしたし、ちょうど良い機会ですよね。
意外と活字好きなので、いろいろな本を今でも読みます。
大学生の頃、古典や漢文にハマっていた頃(この頃、枕草子や徒然草なども読み漁っていました)、論語を読んでいると下のような一節が・・・
「士不可以不弘毅 『士は以て弘毅ならざる可からず』」
出典:『論語』泰伯
原文はもっと言葉が続きますが、小難しくなるので、割愛します(´・ω・)
意味はというと、
「仁道の実現を一生の任務とする「士」は、心が広く、意志が強固でなければならない。」
自分なりに考えると、「医師は、広い心を持って、強い決意を持って医道を志さなければならない。」ってことではないかなと。
当時の中国なので、本当は「士」は「学問を修める人」なんですけどね。
寛士の「士」があるから、座右の銘にした感も否めません。
「初心忘るべからず」ということで、こんなことを時々思い返しながら、診療に当たっています。
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