6月になりました。5月は令和にかわり、長い連休があり、連休が終わり、猛暑日があり、急に寒くなりました。心も身体も、いろんな出来事にお疲れではないでしょうか。のんびりぼちぼち行きたいものです。
さて、5月半ば過ぎの予想外の気温の急激な高まりに、私は意を決してエアコンを掃除し、暑いと思った日はエアコンを使用しています。毎年エアコンの掃除は億劫でできるだけ後回しにしようとしていましたが、今年はあまりの暑さに反射的に掃除ができました。これでエアコンも使えるようになったので、今年の夏に向けての気持ちは穏やかです。
”準備ができている”ということは、心を自由にしてくれるものだなぁと実感しました。
例年この時期になると梅雨に入りますが、最近では降雨も昔の穏やかなシトシトとふる雨ではなく、本当にバケツをひっくり返したような豪雨を経験することが増えました。突然の大雨は、さまざまな現象を巻き起こし、災害のリスクにつながります。あまりの大雨に不安になることもありますが、事前に知っていると減らせるリスクはたくさんあります。
いざという時のために、今一度「避難」について3つの確認しておきましょう。
① どんな災害が起こりやすい地域なのかを確認する。
お住まいの自治体では「ハザードマップ」と呼ばれるような、地域の災害が起こりやすい場所を示した地図や、避難場所情報をまとめた資料を作っている場合が多いです。手に入れて確認しましょう。ちなみに、私が住んでいる明石市でも先日新しいハザードマップが配布されました。確認すべき項目は、自宅周辺やよく行く場所に水害・津波・土砂崩れなどのどのような危険があるか、避難場所はどこにありどのような災害の時に避難ができるのか、避難経路はどうなるか、などです。
② どこに避難所があるのか、その避難所はどんな時に使えるのかを確認する。
「ハザードマップ」が手に入ったら、避難所の場所を確認しましょう。そして、実際に歩いて行ってみると良いでしょう。水害で避難する場合、避難経路の状態はどうなっているのか、土砂崩れなどの危険性はどうかなどを、マップをみながら歩いて確認しましょう。避難所は高さなどによって水害や津波に対応できるか否かが決められています。どんな時に避難場所になるのかも確認しておきましょう。
③ いつ避難すればいいのか、伝達方法はどうなっているのかを確認する。
最近では携帯電話やスマートフォンのメッセージで、避難情報が見られるようになりました。テレビやラジオでも、避難情報は伝えられます。特に台風や長雨が予想される場合は、天気予報などの情報に注目し、状況や避難についての情報を得られるように心がけましょう。
避難情報は自治体から、「避難準備・高齢者等避難開始」「避難勧告」「避難指示(緊急)」が発令されます。高齢の方や避難に時間がかかる方は避難勧告の発令を待たずに、「避難準備・高齢者等避難開始」情報を入手したらすぐに避難を始めましょう。そのためにはやはり、天候等の情報を確認し、発令に備えて避難する準備を進めておくことが大切です。
以上、3点について確認しておきましょう。
備えは、やっている人には当たり前の習慣だと思いますが、やっていない人にとって少し面倒で億劫なもの。人は「自分は大丈夫」とか「なんとかなる」などと、調子よく考えてしまう面も持ち合わせていますが、一方で、心の中での不安は消えはしないものです。
備えることで防げること・守れるものはたくさんあります。日々の安心した生活も、まずは備えから。一緒に始めてまいりましょう。