はじめまして。社会福祉士の森保(もりやす)と申します。今月から月2回(第1・3金曜日)に掲載予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、新しい元号に代わり、はや半月が過ぎました。平和で幸せに暮らせる時代になって欲しいと思います。しかし、思っているだけでは実現しないことが多いのも事実。できることからコツコツと、平和に、幸せに暮らせるように整えていきたいものです。
今回は『防災』について少々確認を。南海トラフ大地震の発生については、少し前から警鐘がならされている状態です。今一度、備えを確認しましょう。
ところで、皆さんの身の回りに、または皆さん自身が「災害が起きたらどうしますか?」と問われたら『もういい、あきらめる』と答えてはいませんか?私のこれまでの経験では、ご高齢の方ほど苦笑いしながら「逃げるなんて、無理無理」という言葉と共にそんな話をしているように思います。でも、いざとなると、なんとか逃げなきゃ!と思うものです。
ですから、逃げられる可能性を伸ばすためにも、まずはできることから行動を!
そうです。みんなで、『防災』の取り組みをしましょう!
災害発生時、自分一人でできることは限られていますが、日ごろの備えは自分でもできることがいろいろありますよ。今からできる備えを3つご紹介します。
① お薬が必要な人は、お薬の写真をスマホや携帯に撮っておきましょう。名称や種類や飲む量がわかるように、大きく映しましょう。お薬手帳の記載内容を撮っておくのも良い方法。避難所などに逃げた時、普段飲んでいるお薬がわかるか否かで、健康へのリスクと避難してからのバタバタ度合いが大きく変わります。
② スマホや携帯は常に充電し、携帯用バッテリーも備えておきましょう。もちろん、バッテリーも充電しておくことを忘れずに。便利な通信機器も、電気や電池がなければ役に立ちませんからね。
③ 履きなれた歩きやすい靴を用意しておきましょう。取り出しやすい場所においてくださいね。普段履かない靴を枕元などに非常時用として置いておくのであれば、横に靴下と軍手も添えておきましょう。
ちょっとしたことが、「よかった!」につながることもよくあること。まずは身近にできるところから取り組むことで、暮らしの中の安心が1つずつ増えていきますね。