競泳女子の池江璃花子選手が白血病であると診断されたというニュースが流れました。
早く治ってほしい,池江選手頑張れ,応援しているというメッセージが各界から相次いでいます。
ところで,「頑張る」とはどういうことでしょうか…辞書によると「困難に耐えて努力する」「困難にめげないで我慢してやり抜く」こと
「応援」とは「他人の手助けをすること」「(競技・試合などで)歌を歌ったり声をかけたりして味方のチーム・選手を元気づけること」
頑張れ,頑張るという言葉は時に言われた方にとってプレッシャーになりうると私は思います。「もうじゅうぶん頑張っているのに」と思われる場合もあるので,私自身,よほどのことでないと頑張れという言葉を他者にかけることはありません。困難にいつも耐えなくてもいいし(それでも病気の場合は耐えなければならない場面も出てきますが),めげてもいいと思うのです。努力も我慢もいつもいつもしなくてもいいと思うのです。もちろん本人が頑張ろうと思っているなら頑張れと言います。どちらかというと「元気づけること」の方の「応援」を使いたいな,と思いました。
場面は違うので全く参考にならないですが,先日,保育所の懇談があり,この春から小学校にあがる子どもの保護者が子どもと向かい合って,子どものいいところを子どもに話してあげるという恒例のイベント(?)がありました。「小学校にあがっても頑張ってね」と多数の保護者さんがおっしゃっていました。うちは来年このイベント(?)があるのですが,頑張ってねよりも,一歩一歩生きていこうねと言いたいなと思います。我慢も努力も,したかったらしたらいいし,したくなかったらしないでいい。
池江選手ご自身はこのようにおっしゃっています。
今の私の率直な気持ちです。 pic.twitter.com/0nZGp8QUKe
— 池江 璃花子 (@rikakoikee) February 13, 2019
スポーツ選手はこのようなメッセージを寄せています。
ニュースを知って、ただただ驚いた。なんて言えばいいのか本当にわからないけど、今はとにかく治療に専念して欲しい。東京五輪に向けてって言う人もいるかも知れないけど今はそこに向けて戦うのではないと思う。何より健康、体調が最優先。
世界の最前線で戦ってるリカコなら病気にも圧勝してくれる。 pic.twitter.com/mestDOwsGF— 入江陵介 Ryosuke Irie (@ryosuke_irie) February 12, 2019
大好きな
大好きな可愛いりかこ。
祈ることしかできないけど
りかこなら大丈夫だと信じてる
いつかまた一緒に泳ぎたいな。 https://t.co/KObX9rq5pM— 内田美希 (@21Mch) February 12, 2019
錦織圭選手のコメントには私は心動かされました。
池江さん。ご本人と同じ立場になることはできませんが、心から応援させてください。先はまだまだ長いので、ゆっくりで大丈夫です。僕も怪我で何度も苦しみましたが、以前の自分より必ず成長できました。違った場所から様々なことを見ることができれば、さらに力強く戻ってこられると信じています。
— Kei Nishikori (@keinishikori) February 13, 2019
池江璃花子選手を私は「応援」したいと思います。知人友人でもない,私が勝手に「すごいな,素敵だな」と思っている選手ですが,白血病という病と向きあうことになった池江選手のことを思い,そのショックやしんどさは私にはわかりませんが,ただただ祈り,見守って,その生き方を見守り「応援」したいです。お大事になさってください。