就活セクハラー悪いのは加害者の方です

就職活動のOB訪問に来た女子大学生にわいせつな行為をしたとして、大手ゼネコン「大林組」の社員が強制わいせつ容疑で逮捕されました。


就職活動中の学生がセクシャル・ハラスメントの被害に遭う「就活セクハラ」については、Business Insider Japanが緊急アンケートを行っています。二人に1人が被害に遭った経験があるとのことです。被害者の多くは女子学生ですが、男子学生が被害を受けることもあります。


就職したいと思っている学生に対して採用する企業側は圧倒的に優位な地位にあります。就職しないといけないという学生の不安や焦りなどに付け込んだ卑怯な行為がまかり通っている現実があります。他方で、泣き寝入りしている学生が多いのも実態のようです。


こちらのサイトのリンクは既に切れていますが、アイドルの町田綾香さんが就職活動中に受けたセクハラ被害についてTBSのニュース番組で語り、話題になったことがあったそうです。

就職活動中にセクハラを受けた場合の対応については、このようなアドバイスも出されています。


なおセクハラにあってしまった場合は、一人で悩まずに相談などをしてください。例えばこのような窓口があります。


上のBusiness Insider Japanの記事では、大学のキャリアセンターに相談したけれども相手にしてもらえなかった、大したことはないと片づけられてしまったということも書かれており、大学に勤務しているものとしては心苦しい思いです。ただ、知り合いの就職支援課の方で「そういうことがあったら、私がその企業に抗議しに行くから」と言っている人もいました。
被害を受けた場合は、どうか諦めずに助けを求めてください。大学が対応しなければ、大学の外の相談窓口もあります。被害に遭った側が「あきらめずに助けを求める」という「努力」をしないといけないのは、理不尽とは思います。が、わかってくれない人ばかりではありません。
また、セクハラも強制わいせつも、加害者が悪いのであるということを絶対に忘れないでいてください

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西垣順子<大阪市立大学 大学教育研究センター>
滋賀県蒲生郡日野町生まれ、京都で学生時代を過ごす。今は大阪で暮らしているが自宅は日野にある。いずれはそこで「(寺じゃないけど)てらこや」をやろうと模索中。老若男女、多様な背景をもつ人たちが、互いに互いのことを知っていきながら笑ったり泣いたり、時には怒ったりして、いろんなことを一緒に学びたいと思っている。著書に「本当は怖い自民党改憲草案(法律文化社)」「大学評価と青年の発達保障(晃洋書房)」(いずれも共著)など。