機械を使って畑仕事をしていると時々トラブルが発生する。そんな時いちいち機械屋さんを呼んで修理してもらう訳には行かない。呼んだとしてもすぐに来てもらえるわけではないので出来るだけ自分で対処する。そんな時役に立つのが中学校の科目に有った技術家庭だ。男子は、エンジンの基本的な構造や分解整備を教わった。先日も農作業中管理機のエンジンが止まってしまった。こんな時は、燃料がちゃんと送られているかを調べる。
先ず燃料タンクに燃料が入っているか確かめる。次にキャブレターまで燃料が送られているかを確かめる。そんな手順で順番に確かめて行くとどこかで燃料が流れなくなっている事が多い。それを取り除いてやれば復活する。さて再始動とばかりスターターロープを勢いよく引っ張ると、今度はロープが切れてしまった。これは、消耗品。新しいものに交換しなければならないがここには無い。仕方なく二つに切れたロープの長い方を取り付け直して何とか急場をしのいだ。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。