3回シリーズでお届けする芥川龍之介「蜘蛛の糸」のその2です。「蜘蛛の糸」は1918年(大正7年)7月児童向けの文芸雑誌「赤い鳥」の創刊号に発表され、翌1919年(大正8年)に新潮社刊の短編集「傀儡師」に収録された芥川にとって初めての児童向け短編小説です。
3つの章に分かれていますが、第2章が比較的長いため、今回は第2章の前半部分をその2としてお届けします。その1の美しい極楽の場面から一転、恐ろしい地獄での様子が描かれています。フリーアナウンサー塩見祐子さんの朗読でお楽しみ下さい。引き続き、その１はこちらからお聞きいただけます。

※その3は5月28日(金)の公開を予定しています。