Dr.岡崎の医療コラム~インフルエンザ予防

10月に入り、金木犀の香りも漂いますが、そろそろインフルエンザも漂う季節となってきました(´・ω・)。
今回は、予防接種と実は簡単な予防について書いてみようかなと思います(いつも病気とか予防とかの話ですみません・・・)。

インフルエンザとは?
インフルエンザウィルスが引き起こす、肺と気道の感染症のことです。別名「流行性感冒」と言われます。
ここ、2つ大事なことがあります。
1つは、ウィルスが引き起こすということ。細菌に、インフルエンザ菌というものもいて、やはり感冒症状を引き起こします。
2つ目は、流行性といえども「感冒」、つまり風邪だということです。しかし、風邪とは違う特徴があります。

インフルエンザの症状
高熱(だいたい38℃を超えます)、関節痛・筋肉痛、鼻水、咳、頭痛、体のだるさ。
しかし、予防接種の普及により、症状のない時もあります。つまり、ちょっとした「風邪」と思いきや、検査ではインフルエンザ陽性ということもあります。

普通の「風邪」とは違うのは、流行しやすいということです。難しい用語などは使わず言いますが、ヒトからヒトへと容易に感染しやすい。これが最大の問題点です。
上述したように、予防接種の普及で、ほぼ無症状から軽症のインフルエンザの患者さんも増えてきました。
そう、そうです!普通の風邪と思っていたら、インフルエンザウィルスをばら撒いていたなんてこともあるんです・・・・

インフルエンザの予防法
1. こまめな手洗い・うがい:ちなみに僕はこれだけです(笑)
2. 予防接種:
3. 睡眠・栄養:規則正しい生活をお願いします。
4. 人混みを避ける:現実的には無理ですよね。病院に来たら、インフルエンザの患者さんいますからね・・・

うがいもね!

最後に・・・
冬の病気の代名詞、インフルエンザ。これを語ると、話題につきませんが、大事なことをお話ししなくてはなりません。

T VのC Mで「風邪を引いても休めないあなたに」というキャッチフレーズを耳にします。
休めなくても、せめて遅刻あるいは早退してくださいm(- -)m。
「風邪を引いたら」まずは病院に行って欲しいのです。特に予防接種の普及で、普通の風邪と思われがちな「インフルエンザ」も増えていますので、気づかないうちに大流行の原因を作っていることもあります。
受診の時のポイント。
症状がある方はすぐではなく、半日くらいたってからの方が良いです。しんどい思いをさせて申し訳ないのですが、早すぎても検査結果が信頼できないのです。
症状が軽い方も、症状が出て半日くらいしてからが良いでしょう。その際に、予防接種を受けていれば、申し出ていただくと良いです。

これからのシーズン、インフルエンザに負けず、乗り切っていきましょう!!!

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岡崎寛士<三条おかざきクリニック院長>
九州大学大学卒業。九州大学医学部附属病院(現九州大学病院)第二外科、国立病院機構九州医療センター、国立病院機構九州がんセンター、京都第二赤十字病院等に勤務の後、平成26年「三条おかざきクリニック」開院。


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