Dr.岡崎の医療コラム~夏バテ

慌ただしい祇園祭も終わり、気づけば「送り火」の季節になりましたね。
けれども、暑さは増して、時には全国1、2位の猛暑を記録する日もあります。6月には「熱中症に気をつけよう」をテーマにコラムを書かせていただきました。もう1度読んでいただけると、嬉しいです。
いつもなら、送り火も終わると暑さが勢いをなくすとともに、疲労がドッと出てくる季節です。今回は、「暑気あたり」つまり、夏バテをテーマにしていきたいと思います。

夏バテとは?

夏の暑さに体がバテることを総じて「夏バテ」と呼びます。暑さにより、自律神経のバランスが崩れて、色々な症状が現れます。
最近では、空調が整ったことにより、気温・湿度の急激な変化が原因で起こることが多くなりました。夏以外でも、梅雨時や暑さの続く9月くらいまで起きるようになってきました。

夏バテの症状

体がだるくなる、ぼーっとする、
食欲が落ちる、下痢・便秘。
時に頭痛、めまい、発熱

 

 

 

夏バテの予防法

①栄養価の高い食品を食べる:食欲が落ちるので、量より質に重点を置いて食事をとりましょう。
②室温と外気温を近づける:温度差が大きいと自律神経が乱れやすくなります。室内では、上着を羽織ったり、エアコンの風を直接受けないなどの工夫をしましょう。
③睡眠をしっかり取る:疲れを溜めないことが1番大切です。

 

夏バテの対処法

①足ツボ「湧泉」

②市販薬やサプリ:ビタミンB1、B6、B12を含むようなビタミン剤やサプリメントを内服するのも良いでしょう。

③病院を受診:夏バテ・暑気あたりに漢方を用いると効果的なこともあります。また、大きな病気が潜んでいることもありますので、症状が続くときは病院で 診察を受けるようにしてください。

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岡崎寛士<三条おかざきクリニック院長>
九州大学大学卒業。九州大学医学部附属病院(現九州大学病院)第二外科、国立病院機構九州医療センター、国立病院機構九州がんセンター、京都第二赤十字病院等に勤務の後、平成26年「三条おかざきクリニック」開院。


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