6回目、最終回です。鹿児島県の離島「与論島」に、脳性麻痺で電動車いすの人と一緒に行った時の話です。
〈与論島の旅 4日目 最終日〉
最終日は朝から、学校や福祉センターで講演。最後の講演もとても熱心に聞いてくださいました。四日間、お世話になった竹丸荘の前で記念写真。ずっと細やかに心遣いしてくださって、車いすの担ぎ上げも手伝ってくれたお母さん。とてもご飯が美味しかった。いつもたくさん食べられた快適な四日間でした。
「海が綺麗に見える場所で写真を撮りたい。」というリクエストにこたえで連れて行ってくださった場所は、ほんとうにとても綺麗だった。写真をパシャパシャとったけど、カメラの中の海は小さい。ヤッパリ本物の海の美しさは、うつらない。海は、すごいな。海は広いな大きいな、を実感しました。
お昼ご飯は、名物「もずくそば」を、いただきましたー。若いもずくが練りこんである麺だそう。弾力があって美味しい。
与論空港に着いたら、障害者施設「秀和園」の職員さんと利用者さんがわざわざお見送りに来てくださっていました。お土産にインゲンとクッキーと黒糖をもらいました。帰りの飛行機で食べてみたら、塩が少し入っているクッキーで、とてもおいしかった。
与論空港でも、那覇空港でも、たくさんの方に電動車椅子を担いでもらって、無事、飛行機に乗れました。帰りの飛行機は疲れてグーグー。伊丹空港が混んでてなかなか着陸できませんでしたがなんとか着きました。
最後の難関、伊丹空港から京都駅に向かうリムジンバスに乗れるか。低床バスがないし、電動車椅子を預けることも拒否されたこともあるみたいだけど、「当たって砕けろ!」で、「乗りたいです!」と直接行ってみた。今日の係りの人はあっさりオッケー!乗降も手伝ってくれました。おかげでとっても早く滋賀に帰ることができました!とっても楽しい旅でした。
車いすでの旅を考えていらっしゃる方がいたら、ぜひ、与論島へ。正直、バリアフリーが進んでいるわけではないですが、人が、暖かいです。建物のバリアを溶かしてくれる暖かさです。