はいせつよもやま話~尿意がなくても尿は出る

夜間頻尿で困っている女性が相談に来られました。その女性は昼間に外出する機会が頻繁にあって、出かける前には必ずトイレに行っていました。尿は十分な量が溜まっていなくても、トイレに行けばいつでも出すことができます。そのため膀胱に尿が溜まっていないのにトイレに行く習慣がついていると、かえってそれが頻尿の原因になる場合があります。高齢者は尿漏れが心配なので、頻回にトイレに行き過ぎる人がおられます。過剰な我慢はもちろんよくありませんが、あまりすぐにトイレ行くにことを習慣にしてしまうと、膀胱が膨らみにくくなってしまい、それが頻尿の原因になると言われます。水分摂取量にもよりますが、おしっこは概ね二時間くらいは我慢できるものです。
大事なのは、尿はいつでも出るということ。映画を観る前に行っておこうと思ってトイレに行くと、尿意がなくても尿は出ます。これは便との大きな違いで、便はいつでも出すことはできず、便意がある時しか出ません。尿意は尿を出すまでずっと持続します。でも便意はずっと持続せず、行きたい時に行かなければ便意が消失して、便を出せなくなります。だからいつも我慢していると便秘になるんですね。便秘など、排便で困る人は想像以上に多くおられるようです。

「高齢生活研究所所長」所長 浜田きよ子さんの排泄や福祉用具にまつわる話を、毎月紹介しています。前回はこちら。排泄に関する相談は排泄用具の情報館「むつき庵」まで。