はいせつよもやま話~頻尿の原因を知りましょう

基本的な一日の排尿の回数は、個人差はありますが3~4回から7~8回くらいが一般的で、夜間は0~1回くらいが良い排泄と言われています。ただ高齢者の場合は眠りが浅く、頻繁に目が覚めるとトイレに行きたくなるので、頻尿が原因で目が覚めるのか、眠りが浅いからトイレに行きたくなるのかが分かりづらいのです。「頻尿」は自分の意に反してトイレに行きたくて仕方がなくなって、生活に支障が出るような状態で、回数はあくまで目安ですが、目安からあまりにも逸脱していたら、その原因を探っていくことが大切です。
頻尿は膀胱炎のような病気が原因のこともあれば、おしっこを出し切っていない「残尿」が原因のこともあります。ビールや利尿作用の高い飲物(アルコール、カフェイン)の摂りすぎも頻尿につながります。また、夜は寝られるけれど、昼間にトイレに行きたくなって仕方がないといったストレス性、心因性のものや前回お話ししたように飲んでいる薬の影響も考えられ、原因はさまざまです。男性は前立腺肥大症で頻尿になることが少なくないのですが、中には前立腺がんが隠れている場合もあります。頻尿の原因を知っておかないと、病気を見逃してしまうかも知れません。排尿日誌は特に排泄トラブルがなくても、自分の健康状態を知るうえで役立ちます。排泄を考えることは、自分の生活を見直す大きなきかっけになります。

「高齢生活研究所所長」所長 浜田きよ子さんの排泄や福祉用具にまつわる話を、毎月紹介しています。前回はこちら。排泄に関する相談は排泄用具の情報館「むつき庵」まで。