ニュージーランドの学校のお話の続きです。
次のクラスも数学だった。「あっちのクラスとの違いは?」と聞いたら、Sちゃんは、「このクラスは優秀な子が多く、自分たちで自主的に学ぶ」と答えてくれた。床に車座になっている子どもたちもいて、よく見ると、真ん中に先生が座っていてスケッチブックに紙芝居のように何やら書いて子どもたちに見せていた。このクラスでも、いろんな机に座っている子どもがいた。
音楽のクラスでは、みんな好き勝手に好きな楽器を弾いていて、いくつかある個室に入っている子は何やらグループで取り組んでいた。舞台のある教室では、ピアノと合唱のセッションのお稽古をしていた。みんなそれぞれだけど、「MUSICのクラス」だそうだ。
「ワークショップテクノロジー」の授業では、子どもたちが電動のこぎりを使ったりして何かを作っていた。イヤーマフをつけている子が多く、クラスの半分以上。電動のこぎりがうるさいからかなと思った。
家庭科の授業は入り口に「well being」の文字。家庭科のクラスにwell being!! 私はひとり「そうやんな!そうやんな!生活する技術を身につけるって幸せになることやんな!家庭科は幸せだ!」ととても嬉しくなる。部屋に入るとおいしいにおいが漂ってくる。パンケーキを焼いているようだ。
NZを案内してくれた方が数日前に言ってた「ニュージーランドの親は家庭科とか技術とか美術とか、どんどんさせてくれっていう。日本じゃ、そんなのいいから算数教えてくださいとかいうでしょ?」という言葉を思い出した。
美術のクラスでは「My Hamilton」をテーマに絵を描いているようだった。それぞれおもいおもいに、自分のMyHamiltonを書いている。1人の女の子が「私はparkを書きました」と見せてくれた。