6月23日日曜日は沖縄慰霊の日でした。
慰霊の日ってどんな日? 沖縄県民なら誰もが知っているメモリアルデーには紆余曲折の歴史があったhttps://t.co/0Kl9Qpl7Ys
— 琉球新報 (@ryukyushimpo) June 22, 2018
それにちなんで本日は、沖縄以外の地域ではあまり知られていないと思われる沖縄の学校の現状に関わる記事をご紹介します。
米軍基地が多く存在する沖縄では、子どもが犠牲になる悲劇もあります。
パラシュート降下訓練で小学5年生の女児が死亡した事件を知っていますか?https://t.co/DRSJogteF6
— 琉球新報 (@ryukyushimpo) June 20, 2019
軍用機からの落下物が学校に落ちてくることもあります。この6月にもありました。
学校の上を飛ぶの止めてください!⬇️
沖縄県の中学校テニスコートに落下物 上空に米軍ヘリとの情報 生徒ら屋内に避難 けが人なし https://t.co/0bUzC2euJV @theokinawatimesより— MadokaYamada🌏✨琉球LOVE (@madoka8madoka) June 4, 2019
7.7キログラムもある窓が落ちてきたこともありました。
2017年12月、米軍へりから重さ7.7キロの窓が普天間第二小の校庭に落下。その後米軍は学校の上を飛ばないと言ったが約束は反故に。沖縄防衛局の指示で児童が半年間に527回も校庭から避難させられてる。安倍政権が私たちの政府なら、児童に指図するのではなく、米軍にそこを飛ぶなと言うべきだろ! pic.twitter.com/MPNAdBzvzM
— 福山和人 (@kaz_fukuyama) June 17, 2018
去年の記事ですが、子ども達が4か月の間に527回もの避難しなければならなかったというものもあります。
「逃げて下さい」。プールの授業中でも指示があれば水から上り、ひさしの下に逃げる。多い日で1日20回以上。「避難は大変」と、児童がポツリとこぼした。
米軍ヘリ窓落下から半年:異常続く学校、児童避難527回 普天間第二小https://t.co/gb35pzRqSm
— 沖縄タイムス (@theokinawatimes) June 13, 2018
他にこんなツイートも。
在沖米軍はF15機の部品を落下させておきながら海兵隊幹部が「学校上空の飛行回避を保証できぬ」と報道陣に語った。唖然とする。なぜ保証できぬのか。それは沖縄の人々を自分達と同等な人間と見なしていないからだ。ちなみに、在沖米軍機は米軍家族の居住区の上は絶対飛ばぬ。我々はこれを知るべきだ。 https://t.co/70ld8Vl6HX
— 澤田愛子 (@aiko33151709) March 8, 2018
基地だけではなく、沖縄戦による危険物もまだ残っています。
子どもが無事でよかった。2019年の現在でも、このようなことが起きてしまう現状にただただ悲しくとても辛い。
→あわや大惨事…不発弾を投げて遊ぶ 児童が自宅へ持ち帰る https://t.co/iYFjXcjJsF— 田中 さやか 品川・生活者ネットワーク区議会議員 (@shina_net_st) June 6, 2019
2013年の沖縄慰霊の日の式典で、当時6歳の安里有生くんが「へいわってすてきだね」という詩を読み上げました。
安里有生君の詩「へいわってすてきだね」の全文https://t.co/zbJTKeoMPX
— Junko Nishigaki (@JNishigaki) June 20, 2019
You Tubeでも観ることが出来ます。
この詩は絵本にもなっています。
「ぼくもぼくのできることからがんばるよ」と語った安里くんに恥ずかしくないように、おばちゃんも頑張るよ。大学生も頑張っています。
沖縄戦継承 若い担い手 大学生が小中校に出向き講話 「継承はみんなで一緒に学んでいくもの」https://t.co/W1IiKB1FcT
— 琉球新報 (@ryukyushimpo) June 23, 2019
ところで、「沖縄の何もないところに基地が出来て、その周辺に人々が住み着くようになった」という誤解を持っておられる方がおられるかもしれません。恥ずかしながら私の親もそのように誤解しています(何度も修正していますが、なかなか直りません…)。実際には、多くの人々が日常生活を送っていたところに基地ができたのです。そのあたりの情報はこちらで読むことが出来ます。
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西垣順子<大阪市立大学 大学教育研究センター>
滋賀県蒲生郡日野町生まれ、京都で学生時代を過ごす。今は大阪で暮らしているが自宅は日野にある。いずれはそこで「(寺じゃないけど)てらこや」をやろうと模索中。老若男女、多様な背景をもつ人たちが、互いに互いのことを知っていきながら笑ったり泣いたり、時には怒ったりして、いろんなことを一緒に学びたいと思っている。著書に「本当は怖い自民党改憲草案(法律文化社)」「大学評価と青年の発達保障(晃洋書房)」(いずれも共著)など。