「好き」は生きる力になる~サザエさんじゃんけんを研究する人のニュースより~

私自身と子どもの,年度替わりの変化と,新年度の予定確認とであわただしく,なかなかニュースも追えない今日この頃。

何かニュースはないかしら,とYahooニュースを見てみると,面白いニュースが。「サザエさん」の次回予告の後に放送される「じゃんけん」の手を27年間分析し続けている方がいらっしゃるそうです(ちなみに,それ以前は「サザエさん」の次回予告の後はサザエさんがピーナッツを上に投げて口に入れ「来週もまた見てくださいね,んがぐぐ」というものでした)。

(内容は同じですが,文字が読みやすいのは上,イラストや写真が多いのは下です)

研究所も運営されているそうで

ご本人は戸惑いながらも

冷静に分析をされている

このニュースが流れたのは3月17日日曜の朝だったのですが,ご本人は3月17日の放送でもじゃんけんに挑み

それに対する感想も様々で

一見,「何をくだらないことに…」と思われるかもしれません。でも,ご本人のtwitterを拝見する限り,これで特に有名になろうとか,これで名前を売ろうとはご本人は考えておられないように思います。そして,サザエさんとのじゃんけんに毎回勝とうとも考えておられないと思います。ただただ,「サザエさんのじゃんけんを研究するのが好き」。

ご自身の”サザエさんのじゃんけんを研究するのが好き”という気持ちを大切にされておられること,そしてそれをずっと継続しておられることに対して,私はすごいなと思います(記事を書かれた方も「「サザエさんじゃんけん」にかける高木さんの情熱とストイックさ、そして何よりも27年間続けるという信念。ひとつのものを極めるということが、こんなにもかっこいいものなのだと感じました。」と書いておられますが)。

「好きだ」というもの・こと・人は,人間の生きる力になると思います。「自分はこれが好きなんだ。このことが自分の生きがいなのだ。生きていく力になるものなのだ」ということを,なんでもよいから,1つ見つけてそれを極めていけば,それはその人の“生きる力”になるのではないかと感じた記事でした。

私事ですが,私にとって“それ”は心理学の研究なのかなと思いました。そして,子をもつ母としては,いつになってもいいから,自分の「好き」を見つけて欲しいなとも思いました。

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橋本京子
大阪府茨木市生まれ。京都で大学生・大学院生時代を過ごす。現在,心理学関係の研究,大学の非常勤講師をしながら,5歳になる息子の子育て中。「人間は“病的な心理状態を普通の状態に戻す”だけではなくて“もともと個人が持っている長所や強みを生かして,より幸せな人生を送る”ことができる。それは“しんどい”“つらい”時にも発揮される人間の力である」ということを実践,研究したいと考えている。


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