今年の高校野球は記念すべき100回大会、金足農業の快進撃で大いに盛り上がり、観客数は史上初の100万人超えだそうです。雑草魂が強豪校を倒す姿は確かに見る者に感動を呼ぶのですが、メディアが横並びで延々絶賛するのには正直違和感がありました。大会中は言いづらかったのか、終わる頃になって、現状の問題点を冷静に指摘する記事がネットに出ました。
まさに。若い選手はそりゃ腕が千切れても投げたいと思うだろう、だから大人がルールを作り規制しなければと私も思う。それが大人の役割だ。拝啓、日本高等学校野球連盟様、朝日新聞社様、日本放送協会様 (甲子園を感動と美談だけで閉じるな!)(妹尾昌俊) – Y!ニュース https://t.co/U7LQgm6r3D
— 右目 / Right Eye (@luca1122331) August 22, 2018
金足農業・吉田投手の大会での投球数は予選から1517球。級数制限の議論もありますが、これは賛否両論。反対する人の声も頷けます。
【吉田の「球数問題」現場の声】https://t.co/chda7adT0d
金足農のエース吉田輝星は県大会から一人で投げ抜き、今大会では、6試合で881球を投じた。「登板過多」を懸念する声が続出した中、現場の声を聞いた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 22, 2018
将来、プレーしないなら夢の舞台で「腕が折れても投げ続けたい」というのもあるでしょうが、プロになりたい気持ちが選手にあるなら周囲がその根性を讃えたり、美談にするのは残酷だし、そういう空気が気持ち悪い。
体育会系という名でごまかされ続けてきたファシズムの残滓。
軍隊式行進なんかさっさとやめちまえ!
選手宣誓なんてナチ式敬礼そのものですからね。
上級生が威張りまくるのも水飲むなって言ってたのも軍隊式イジメ。
部活動経験者が社会に出て、DVやパワハラ三昧の美しいニッポンの出来上がり。— Ernesto 山田喜三郎 (@ernestocompany) August 21, 2018
軍事力(経済力)物量で圧倒的な差があるのにも関わらず弱者を「がんばれ!」と戦場(甲子園)に送り出し、負けたら「夢をありがとう」。全く公平でない土俵で戦っている事の理不尽さに気がつかない。不公平の是生に主眼の置けない愚民さ。
— おたかさん 311以降国に怒る毎日 (@motialtjin) August 22, 2018
ちょうど8月で戦争関連番組や記事を多く目にしていました。戦力の差が歴然としているのに伏龍みたいに原始的な戦い方を現場に強いていたこと、飢えや過酷な環境を精神論で耐えさせていたこと、メディアが一つの方向に流れたことを見ていたから、余計に同調行動の危険を感じたのかも知れません。選手たちの全力での頑張りは素直に素晴らしいと思います。高野連様、これからの100年の高校野球が選手にとってより良い大会になる様、熱中症対策も含めたさまざまな見直しをよろしくお願い致します。(モモ母)