疲れて来ると身体がだるく、生あくびと鼻水が出てくる。我慢しているとそんな状態がずっと続く。そんな時、短時間寝られるとスキッとする。車の中で目を閉じジッとしているとカクンと落ちる。一瞬でも結構効果が有るが、失敗するとずっとだるい。疲労と言うのは、体内の細胞の酸化に原因すると新聞に書いてあった。そしてその疲労の解消には、イミダペプチドと言う物質が効果的と書いてあった。回遊魚のマグロやカツオの赤身肉、また渡り鳥の胸の肉に多く含まれているらしい。泳ぎ続ける回遊魚や何千キロも飛行する渡り鳥。彼等が疲れるということは、死を意味する。と、そこまで考えてふと思った。寝ていても泳いでいる回遊魚。寝ていても飛んでいる渡り鳥。寝ていてもお金のかかる世の中。

※京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。