先日、地域にある小さな稲荷神社のお祭りが行われた。祭司は、大きな神社の神主様がお務めになる。その際祭壇にお供えする榊なども持って来られた。参列者の罪穢れを祓うための大きな榊・各々が神前に供える小さな榊。どの榊も虫食いの葉っぱが沢山付いていた。神事よりもそちらが気になる。そう言えば10月に行われた氏神様の大祭の時の榊にも沢山虫食い葉っぱが付いていた。今年は、何処も虫の発生が多く、秋深くまで活動が続いているのかな。あるいは、神域では、育てられている植物には、殺虫剤等が使われていないのかな。と農家目線の考えを巡らせていた。いや、そんな人目線ではなく大神様とて自然の在り様に逆らわず存在していることを示しておられるのかもしれない。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。