梅雨と言えばあまり快適な季節ではない。でも何故か好きだ。無農薬で野菜を作り始めてから6月が野菜の収穫の端境期になり気分的に楽になるからかな。日差しが無いのに汗ばんだ体に湿り気を帯びた生暖かい風さえも心地いい。まだ子供が小さかった頃そんな季節に滋賀県の農業公園に遊びに行った。お土産にカモミールとラベンダーの石鹸を買った。その匂いがとても好きになり、心落ち着く休日とその匂いが結びついてしまった。ラベンダーとカモミール、その他いくつかのハーブの種を買って育てた。その時のラベンダーはもう無いがその時のカモミールは、毎年種を落とし5月に花を咲かせる。3年前に花屋の店先で売れ残ったラベンダーとミントを何種類かを安く売ってもらった。それを今、植木鉢で育てている。あまり肥料を与えていないので小さい。ハーブの盆栽の様だ。これを畔に生えた雑草を刈り取り作った腐葉土だけを使って育てようと思っている。昨年軽トラに山盛り有った雑草から一輪車一杯ほどの腐葉土が出来た。もうじきラベンダーの花が終わる。そしたら植え替えよう。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。