平成30年は明治維新から150年だそうで、政府は「明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なこと」とし、「明治の日」制定を求める動きもあります。私たちが「日本の伝統文化」と思い込んでいることが、実は意外と新しく、明治になってからのことが少なくありません。作家の盛田隆二さんが紹介している記事には江戸時代には夫婦別姓、夫婦別財だったことが書かれています。
江戸時代の日本は「夫婦別姓&夫婦別財」で、世界有数の離婚大国。夫婦は対等だったが、明治民法の家制度の婚姻と家父長制により、離婚率が減少。お見合いと職場結婚で「全員結婚」時代に。しかし恋愛結婚により離婚も増加…。江戸時代の理想的夫婦像、短編で書いてみるかな。https://t.co/0XEH9r5X1K
— 盛田隆二 (@product1954) January 2, 2018
明治31年に交付された明治民法によって庶民の結婚が「家父長制度」に取り込まれることになり、妻の経済的自立と自由が奪われ、夫は外で仕事、妻は家事と育児という役割分担制が「あるべき夫婦の規範」として確立していったのでした。現政権や日本会議が復活を目指す「明治」には要注意です。(モモ母)