「DonnaDogLife」でドッグトレーナーと「NPO法人はぴねすDOG」で犬の保護活動を10年間している間柴です。
もぅすぐ11年目になろうとしています。
2021年になり、2020年度の大阪府の統計が出揃ったので、こちらにて、深く考えてみたいと思います。(わたしの活動拠点が大阪府なので、府内のデータしか把握しておりません。府内とは、平成31年度からは大阪市、堺市、高槻市、豊中市、東大阪市、枚方市、八尾市、寝屋川市を除くです。)
ちなみに、2019年度(令和元年)の統計はこちらです。
2020年度のは、私の手元にはデータがあるのですが、速報値なので公表不可です。
近年になればなる程、収容頭数が減っているのがわかるでしょうか?
たしかに、省かれる都市が年々増えてきたので、減って当たり前なのですが、
まずは、保健所に入る犬達を減らすこと。第一ステップで、これが一番大事です。
それは、まず私達が気をつけることが出来ます。
後先を考えずに購入しては、ポイ。
避妊去勢せずに増えてしまってから、ポイ。
飼育不可の自宅で飼っていてバレた、ポイ。
子供が産まれてアレルギーだった、ポイ。
近所からクレームが来た、ポイ。
入院することになった、ポイ。
家から脱走してしまったが探すことをせず、ポイ。
この、「ポイ」のせいで、1つの命が殺処分になる事、ポイしたこの子は助かったとしても、場所を追われた他の犬が殺処分になるかもしれない事、収容犬が増えるとお世話しきれなくなって良い子だったとしても殺処分になったりする事。
右の写真はシュナウザー8匹捨てられていた内の1匹、ひいらぎちゃん。捨てたのは、ブリーダーであろうと思われる。
考えた事ありますか?
私たちの身勝手なポイのせいで、職員さんはやりたくも無い殺処分を行わないといけなくなります。
保健所=殺処分施設にしてしまってる原因は、私達にあるんです。
まずは、しっかりどんなことがあっても飼育を続けることができるか?
万に一、飼育できなくなった時のことを考えて、後悔人を先に見つけて話をしておくこと。これさえすれば、身寄りのない犬の数がグーっと減ります。
そして第二に、それでも収容される犬はいます。どんなに努力しても0にはならないでしょう。
この子は元々飼われていたと思われるが飼い主現れず。
その時には、万が一収容されてしまった犬には、最大限に生きるチャンスをあげる方法を開拓する。
これは、保健所自体も、登録団体も、民間もある程度の連携とコミュニケーションがあってこそ成り立ちます。
ちなみに、なんと!大阪府は、前年度より犬の殺処分数が増えてます。
この最大の原因は、大阪府側が協力体制を拒んでいることにつきると思います。
一昨年度は、容態の悪い子も連絡くれてましたが、昨年度は一切連絡無しでした。
連絡もなく、聞いても教えてももらえないのに、私たちはどのように手を差し伸べることが出来るのでしょうか?
ここまで読むと、「収容頭数も減って、保護団体や民間に犬を渡したら、職員さんたちは私たちの税金なのにする事ないじゃない。」と思われる方もいらっしゃると思います。
保健所には、まだまだやるべき事…いや、やってもらう責任があります。
それは、虐待者の指導勧告、動物の引き取りと、悪徳ブリーダーや悪徳飼育者のように、生き地獄にいる子がまだまだたくさんいます。
その様なところを、把握して管理するのは、本来保健所の仕事なんです。
そして、そのような現場から、犬達を引き上げる。他国で言うアニマルポリスのような働きが出来るのは、日本では保健所だけなんです。
それをさせるも、させないも、私達の意識とモラルも大きく関係してきます。
まずは、知ることから。
あなたの都道府県、市町村は、殺処分は年間何頭されているのでしょう?
また、その原因根本は、どこにあり、どのようにすれば数が減らされるのでしょう?
そして、あなたに出来ることはなんでしょう?
祈ってても、何も変わりません。まずは、アクション!それからです。
《今日の里親募集わんこ》
名前ー丸太(まるた)
犬種ースタンダードダックス
年齢ー14〜16歳
体重ー7.6キロ
性格ーおっとりマイペース
体調ー良好
トイレーシート練習中、お外では完璧
留守番ー人がいないと寂しくて吠える事あり
散歩ー大好き。マイペースで歩きます。
預かりから一言ー
白内障、ほぼ光しか見えていません。音は反応あり。散歩はゆっくりマイペースに歩きます。目が見えないので拾い食いに注意が必要です。
足取りはしっかりしており元気シニアです。