「カナリアに聞く」でお話を伺った劇作家の鈴江俊郎さんが、移住先の愛媛県で小さな劇場を建設、こけらおとし企画として鈴江さん主宰の「上品芸術演劇団」が2人の劇作家を関西から招いて、3本のリーディング連続企画を行います。「上品芸術演劇団」は半農半芸術で秋冬に活動する劇団です。
「今(だからこそ)日の丸・君が代をかんがえる」
――天皇の代替りがあり、東京オリンピックが迫り、日の丸・君が代がおおいに国威を発揚しようとするこの時期に、あえて、それはどうなのか、考えてみよう。書いてみよう。立体化してみよう。と3人の劇作家がそれぞれ70分の作品を書き、台本を手に持った立ち稽古に近い形の「リーディング」スタイルで演じるステージを公開します。悲喜こもごも、人間模様もごった煮に、客席とともに考える機会にしよう、という企画です。
2月22日(土)
15時 上品芸術演劇団「巨大なる怠慢とほんのすこしの歌」作・演出 鈴江俊郎/出演 鈴江俊郎 大浜砂 戸田健 松竹梅
16時20分 オセロット企画「心の爆竹を鳴らして」作・演出 水上宏樹/出演 川北唯 岡田由紀
17時40分 南出謙吾一人芝居「銃声のグラウンド」作・演出・出演 南出謙吾
19時 上品芸術演劇団「巨大なる怠慢とほんのすこしの歌」15時に同じ
20時20分 アフタートーク 出演 三人の劇作家(鈴江俊郎・水上宏樹・南出謙吾)
会場は伊予西条の駅から歩いて9分の元かばん屋さんの店舗スペースを改造したIshizuchi倉庫。劇作家、役者たちが自ら造り上げた上演場所で、こちらも興味津々。
前売1,000円 当日1,200円。何本観ても同じ値段だそうです。
ちなみに22日~24日は愛媛でさまざな演劇イベントがあるようで、中村敦夫さんの朗読劇『線量計が鳴る』なんてのも。愛媛からの新たな風を感じます。