人間も冬眠出来ればその間エネルギーの節約をはじめ様々な環境負荷が減らせる。人間にも冬眠に関する遺伝子が有り、遺伝子操作で人工的にその遺伝子を発動させる事も不可能ではないかもしれない。長い間夢見心地で眠った後、春になれば身も心もリフレッシュして活動を開始する・・・そんな楽しい妄想をしていてふと思った。目覚めた時他国の侵略を受けているかもと。現在の世界情勢を見ているとおちおち眠っていられるような状態ではない。これは、何も軍事的な事だけでなく産業的にも経済的にも最先端の技術開発競争を勝ち続けなければならず眠る事はおろか休むことすら許されないのが現実だ。冬眠遺伝子が発動しなくなったのは、争うことを宿命づけられた生き物の進化の結果なのだろうか。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。