お薬の飲み忘れを防ぐ方法を教えてください
今は良いアプリがあるのかも知れませんが、高齢者が使いやすいものとしては昔からあるお薬カレンダーの様なものがおススメです。月曜、火曜・・という曜日と朝・昼・夜や食間、食後などのポケットが色々あって、それぞれのポケットに飲まないといけない薬を入れて、壁に貼っておきます。そうすれば、飲み忘れた時にはその日のポケットに薬が残っている為、まだ飲んでいなかったとわかります。
壁に貼っていると目立って来客があった時に恥ずかしい様なら、お薬ボックスや薬収納ケースなどの名称で箱型のものも売られています。仕切られた所に飲むべき薬を入れておくと、上が透明になっていますから、お薬が入っているか入っていないかを見て確認することが出来ますし、下に残りの薬を入れておく引き出しが付いているタイプもあります。
お医者さんからもらった袋に入れたままだと、飲んだか飲んでないかわからなくなりがちです。ですから薬を持ち帰ったら、飲み始める前にまず分けてしまうと良いでしょう。そうした専用グッズを買わなくても、少々面倒ですが、自分で月火水・・と書いた小袋に予め分けておくのでも構いません。飲み忘れは誰でもありがちなので、飲んだか飲んでないか一目瞭然な分け方をしておきましょう。専用グッズは介護用品店やネットで購入出来ますし、カレンダータイプの簡易なものは100円ショップでも見かけます。
※「高齢生活研究所」所長 浜田きよ子さんの排泄や福祉用具にまつわる話を、毎月紹介しています。前回はこちら。排泄や介護に関する相談は排泄用具の情報館「むつき庵」まで。