里芋の土寄せ作業を息子とした。先日直した鍬を「上手いこと直ったやろ」とどや顔で渡した。作業を始めてすぐに「お父さん、外れた」とばらばらになった鍬を高々と上げて見せた。「アチャー」よく見ると本体の付け根を固定したはずのボルトが的外れなところを貫通している。直せるものは自分で直すと言う手本を示そうとした目論見は、格好悪い結末となったが「新しいものを買わずに直そうとする気持ちが、大切や」と取り繕っておいた。家内も時間が有れば自家用の野菜を使っていろいろと作ってくれる。夏は、ぬか漬け・赤しそのジュースやバジルのジェノベーゼ、唐辛子の葉っぱ入り佃煮は、食欲のない暑い日には有難い。ニンニクのしょうゆ漬けもバテ気味の時ご飯がすすむ。手作りってお金に換えられない良さがある。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。