川村輝夫の映画情報~「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(2023)

『インディ・ジョーンズ』新作のハリソン・フォードの若返り、100人以上が3年を費やし実現。
シリーズ第5弾『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(公開中)は、デジタル技術によって若返ったハリソン・フォード演じるインディ・ジョーンズの冒険で幕を開ける。
現在80歳のハリソンを37歳に見せるため、VFX制作会社インダストリアル・ライト&マジックの100人以上のアーティストが3年という時間を費やしたとVarietyが伝えた。
3年という歳月には、もともと存在した若返りデジタル技術を強化・発展させ、最先端の顔交換技術(ILM Face Swap)を生み出すことも含まれていた。
この技術は、完全なコンピューター生成の3D頭部と、実際の撮影現場から抽出された要素をブレンドし、機械学習によって取り出された過去の『インディ・ジョーンズ』シリーズからの参考素材も使用できるというもの。
3Dの参考素材として、ハリソンは別途、インディのさまざまな表情を全方位から収録。
そして、アーティストたちが1ショットずつハリソンを若返らせていったのだという。
宇宙開発競争が盛んだった1969年を舞台に、インディが元ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)が、歴史を変える力を持つというダイヤルを手にすべく争奪戦を繰り広げる本作。1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』などでインディを支えてきた発掘屋サラー(ジョン・リス=デイヴィス)など、かつての仲間もインディ最後の冒険に協力している。

実は、見に行きましたやっと新作が公開されたというので。
同じ日に続けて見た「リトル・マーメイド」は、しっかり寝ましたが、さすがに「インディ・ジョーンズ」は寝かせてくれません!
そして、最後にカメオ登場を果たすのが、カレン・アレン演じる初代ヒロイン・マリオン。『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)でインディと結ばれたマリオンですが、離婚協議中であることが判明。前作で登場したインディの息子マットは、戦場で命を落としていました。

本作はもともと、シリーズ4作品を手がけたスティーヴン・スピルバーグ監督が続投していました。スピルバーグはジェームズ・マンゴールドに監督の座を託し、自分は製作総指揮へと回ったのです。カレンはスピルバーグ監督が就任期間中から、「マリオンが物語に深く関わることになることは知っていました」と明かしています。 しかし、マンゴールド監督がジェズ・バターワースジョン=ヘンリー・バターワースと共に執筆した脚本は、スピルバーグ監督が想定していたインディ&マリオンの物語ではなかったのです。
ストーリーもここで何も書きません。80歳のハリソン・フォードがよくやっています。

★★90点★★


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