こころ野便り~チベット仏教

7世紀から8世紀に掛けてチベットの最盛期であり、漢族の帝国の都までその軍隊は、攻め入ったらしい。その後仏教の流入教化で弱体化し、内紛の影響もありそこに乗じる形で漢族の支配を受けるようになった。今では、中国の自治区としてその一部となった。自治区と言っても自由はない。何故、仏教の教化で国が弱体化してしまったのか。仏教国は、ブータンのように「幸せの国」と言うイメージが有る。戦うことをやめ幸せを求めることが、それに乗じた他国からの侵略を許すことになったとしたら何と皮肉な事か。仏の教えに従い仏門に入った人達や僧侶には、優秀な人材も多くいたと思う。その人たちが教義に従い殺生をやめ、結婚する事が無くなれば、人口は増えず国力が落ちることも必然だったのかもしれない。実は、有機農業も本質を見誤れば、同じじれんまに陥ってしまう。しかし、その肝心要の本質が、なかなか掴めない。仏陀の言葉の中に「私も菩薩としての修行を続けている。」とおっしゃったらしい。覚りの境地に達せられたはずの仏陀もお悩みなのだろう。

京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら


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