2月も半ばを過ぎ、夕方ふと気づくと「日が少しずつ長くなっているな」というのがわかるのですが、とにかくここのところ、めちゃくちゃ寒いです。寒い時は暑い時期が恋しく、暑くなると寒いのを望み、ないものねだりをしてしまうのですが、いっそのことずっと春だといいのに、と思った瞬間、年がら年中くしゃみと鼻水に襲われるのは勘弁してほしいと思います。やはり、四季は適度にそれぞれの季節らしく、変わっていくのがいいですね。
先日、社会福祉士の国家試験がありました。結果発表はもう少し先なので、受験された方はある程度は自己採点で結果が予想できている方は多いと思うのですが、それでも発表当日を迎えるまでは、何とも言えない気持ちなのではないかと思います。
この時期、社会福祉士だけでなく、福祉系では介護福祉士や精神保健福祉士の国家試験が行われますし、医療関連の試験もこの時期にあるかと思います。子どもの受験や大学受験などもこの時期なので、この時期はたくさんの喜びや、くやしさがあちこちに起こっている時期でしょう。皆さんの努力が実を結びますように。
さて、話を社会福祉士に戻すと、他の国家試験も同じだとはおもうのですが、社会福祉士の国家試験は合格を得て、そこからが社会福祉士として専門職の第1歩を踏み出します。と、教えられます。合格した直後は、何度も何度も聞きました。そして今、何度も何度も言っています。
実際に仕事をし始めると、国家試験用の勉強にはなかった苦労や困難が目の前に現れます。しばしば変わる制度、新しくできる制度、コロナ禍の影響で例年とは違う対応、誰も経験したことがない対応など、暮らしの中にいるからこそ起こる、さまざまな「え?これ、どういうことですか?」という状況。臨機応変に振る舞えるようになるまでは、いろんな失敗や勘違いで恥ずかしい思いをしながら、利用者さんや相談者さんにご迷惑がかからなくてよかった、と胸をなでおろしながら、研鑽を積み重ねていくことも大切だとおもいます。
この時期、それから合格発表の時期、もう遠い昔に国家資格を取った人も、初心に戻る良い機会なんだと思います。もう3月がそこに来ていて、春らしさも増してきます。いくつになっても、気持ちがフレッシュになれることは良いこと。始まりの春、また気持ち新たに始めることを、そろそろ考え始めましょうか。
とはいえ、寒暖の差が激しく、身体には厳しい時期になるので、無理せず、季節の移ろいを楽しみ暮らしていきましょう。