こころ野便り~農業について思う。チャレンジ編 その3

助産婦さんに妻の第三子の妊娠を報告し助産院でのお産を希望している事を伝えた。喜んで引き受けて下さった。産婦人科病院へは妻の付添として通っていた感じだったが、助産院では、家族みんながお産の当事者だった。何かあれば医師に見てもらえばいいと言う考えから何もない様に妻の体調をいつも良い状態に保てるように家族みんなが協力した。助産院でのお産は、医療ではなく女性の生理現象だった。その生理現象が滞りなく進むために妻の心身ともに安定している事がとても大切になる。母親が心身ともに良好で居られれば医療の力を借りなくても女性の生理現象としての自然出産は、出来る。考えてみれば太古から当たり前の事だったはずなのに助産院で気付かされた。
助産院で開かれた勉強会で日本舞踊の女性の舞踏家がお話されたことがあった。その中で「待つ」ということと「あるべきものがあるべき様に」と言われたことが印象に残っている。「待つ」については、音楽が奏で始まって自分が、舞い始めるタイミングのことで「今だ」と言うその瞬間をとらえる感覚は、人に教えることが出来ないが、「待っていれば分かる」とおっしゃった。が、「待つのが難しい」ともおっしゃった。「あるべきものがあるべき様に」ということは、自然の摂理に法ることと理解した。その事をお産が近付くにつれ実感として感じる様になってきた。京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら


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