明けましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルスの流行で大変な年になりました。今年もまだまだコロナ禍が続きそうです。お正月は勿論、寒い時期の不要不急の外出は極力控えたいものです。「カナリア朗読劇場」が家にいる時間を楽しいものにするお手伝いが出来れば幸いです。
冬の新作は新実南吉の「手袋を買いに」。「ごんぎつね」と同じ作者で、同じようにキツネが登場します。1943年の童話集「牛をつないだ椿の木」に収められ、国語の教科書にも採用されたことがある南吉の代表作のひとつです。初稿は1933年12月26日、南吉が20歳の時に書かれ、その後も繰り返されるテーマが扱われています。少し長い作品ですので、3回シリーズでお届けします。「その2」は1月17日の公開を予定しています。フリーアナウンサー塩見祐子さんの朗読をイラストレーターかしわぎまきこさんの絵と共にお楽しみください。好評の「カンザシ」も引き続きこちらからお聞きいただけます。