川村輝夫の映画情報~「アナ」

『レオン』などのヒットメーカー、リュック・ベッソンが監督を務めたアクション。
ソ連の諜報(ちょうほう)機関KGBの女殺し屋の活躍を描く。ロシア出身のモデル、サッシャ・ルスが殺し屋を演じ、5分で40人を倒す格闘シーンなどをこなした。
共演にはオスカー女優のヘレン・ミレン、
『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』などのルーク・エヴァンス、
ドラマシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」などのキリアン・マーフィらが集結。

《あらすじ》
1990年、ソ連の諜報(ちょうほう)機関KGBで国家にとって危険な人物を抹殺するため育成された殺し屋のアナ(サッシャ・ルス)は、モデル、コールガールなど複数の顔を使い分け明晰(めいせき)な頭脳と抜群の身体能力を駆使し、腕利きの暗殺者に成長する。
あるとき、CIAのわなにはめられたアナは、捜査官のレナード(キリアン・マーフィ)から信じがたい取引を迫られる。

おテルの大好きな女優ヘレン・ミレンが出演しているゥ!
これは、まぎれもないベッソン印で、さすがのヒロイン・アクション。
初任務となるレストランでの大立ち回りを筆頭に、アクションにはとにかくキレがあるし、
スレンダーなサッシャ・ルスの立ち回りとポージングがイチイチ、決まる。
スタイリッシュな……と形容されることが多いベッソンらしい見せ場の連打。
特に恋愛が心の拠り所ではなく、“武器”にしかならない冷徹さに、『ニキータ』から約30年を経た時代の複雑さが透けて見え、興味深い。
主演のサッシャ・ルスの顔立ちが、古典的な美女ではないところも今っぽい。彼女がウィッグとメイクで次から次へとまるで別人のように変貌するのも楽しい。
スパイものらしい裏切り裏切られのドラマをさらに面白くしてくれるのが、豪華な共演陣。
エヴァンスVSマーフィに加えて、ヘレン・ミレンがさすがの貫禄。
★★85点★★


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