野菜を洗い終わった後の水槽に細かい綿埃のような物がいっぱい浮いている。それは、あまりにも細く、光の加減で水面に白く輝くから気付いた。30倍の顕微鏡で見ても細い糸の様にしか見えない。よく分からないまましばらくいたが、野菜の葉にタンポポの綿毛のような塊を見付けた。タンポポも種を落下傘の様にぶら下げて飛んでいるとそれと気付くが、ばらばらになってしまえば何だか分からない。今回の毛は、タンポポではなく他のキク科の野草の様だ。風に飛ばされ、空気中をかなりの量が漂っていると思う。呼吸と共に吸い込んでしまっているのだろうと推測する。今は、コロナ対策で大方の人がマスクを付けているが、以前から日本は、マスクを使用する人が多いのは、花粉症を含め敏感な人が多いのかな。澄んだ青空が綺麗な一日だったけれど、空気中には、いろんな物が漂っているものだ。

京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。