著作権の切れた文芸作品の中から今に受け継ぎたい名作を紹介する「カナリア朗読劇場」の第二弾は「でんでんむしのかなしみ」。自分の殻の中に「悲しみ」が詰まっていることに気づいたでんでんむしのお話です。作者は第一弾「ごんぎつね」と同じ新美南吉で、1935年(昭和10年)に発表されています。
この童話は上皇后美智子さまの愛読書として知られており、皇室でのさまざまなストレスで体調を崩された時の心の支えになったと言われています。かしわぎまきこさんのイラストの左下にある再生ボタンをクリックして、朗読音声をお聞きください。朗読時間は3分17秒です。