こころ野便り~里芋

田中農園では、里芋の販売は冬の始まる頃からになるが、実は、熱帯の植物で真夏に元気に育ち、地上部は人の背丈ほどになる。葉は、大きく四つ折りの新聞紙程になる。その大きな葉は、風に弱い。台風が来ると千切れてボロボロになってしまう。熱帯雨林の森の中では、強風に当たる事が無いのだろう。また湿り気が好きなので、畑ではなく田圃の様な所で育てる。しかし日本の稲作では、土用干しと言って夏の土用の頃に田圃の水を抜き田圃を一度乾燥させる。その為用水路の水も止まり、里芋に水をやることが出来なかった。梅雨明け以降雨も無かったので里芋の根元も非常に乾いてきた。葉が大きいだけに真夏の日差しは容赦なく水分を奪う。枯れる葉が出始めた。「早く水がやりたいな」と思っていた時に用水路を覗くと水が流れて来た。早速スコップで溝を掘り里芋の株もとに水を引き入れた。喜んでいると思う。寒い中、湯気の上がった里芋入りのけんちん汁が食べたくなった。

京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら


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