箒と言えば非常に身近なお掃除用具。仕事が終わった後、作業場の床には野菜に付いていた土や長靴に付着した土が落ちている。これを集めるには箒が一番。掃き寄せると結構な量になる。集めた土は、また畑に返す。毎日使うので気が付くと結構毛が擦り減っている。最近使っている箒の毛は、プラスチック製だ。すり減った分もマイクロプラスチックと呼ばれるごみになる事にはたと気づいた。プラスチック製のストローの使用を取りやめると言ったニュースをよく見聞きするが、なぜストローなのだろうと考えていた。考えているうちに箒に行きついた。ストローは、象徴だけれど知らず知らずのうちにどれだけ沢山のプラスチックをごみに変えてしまっているかに。そもそもすり減ったプラスチック製の箒の毛を「ごみ」と認識していなかった事に。次からは、植物素材で作られた箒を買う事にしよう。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。