こころ野便り~野菜の病気

まだ収穫間もないナスに病気が発生してしまった。症状から見て青枯れ病と言う病気らしい。人の病気も特に感染症の場合、学校や会社・通勤電車など人が集まる所で感染は広がる。社会生活をする生き物の宿命かもしれない。病原菌やウイルスも感染し続けることで生き長らえるわけだ。畑も野菜が集団生活をしているわけで、感染症は広がりやすい。慣行農法では薬剤を使って殺菌消毒をするわけだが、田中農園では農薬を使わないので、それは出来ない。発酵肥料を使って相対的に病原菌の密度を下げることで発病を防ぐという考えに基づいている。菜っ葉の場合ほぼそれで上手く行っていると思うのだが、ナスの場合それが破られてしまった。来年に向けて対策を考えよう。しかし、問題点がすぐにいくつも思い当たる。例えば、手間やコストを考えると野菜の集団生活は必須だ。そもそも高温多湿な夏は病害虫が多い。上手く行けば農業技術が飛躍的に向上することになるとは思うのだが。

※京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら