NHKスペシャル~731部隊

2017年8月にNHKスペシャルで放送され、2018年1月にはNスペPlusとして再放送された「731部隊の真実」という番組があった。これは発見された当事者たちの肉声を記録した22時間に及ぶ音声テープを元に生存者の証言に基づいて制作された番組であった。音声テープは終戦から4年後、731部隊の幹部らを裁くために旧ソ連で開かれた軍事裁判の音声記録だ。細菌兵器開発のために、生きた人間を実験の材料として使ったと証言されていた。この内容は下のBSスペシャルのページで見ていただきたい。

 NスペPlus | NHKスペシャル 
NスペPlus 731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~
https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20170915/index.html
- 戦時中、人体実験を行った #731部隊 。70年の時を経て明らかになる、秘密の活動。エリート医学者が、人体実験に手を染めた理由とは? #Nスぺ
この番組の終わりのほうで当時の少年隊での経験を語った人の言葉が印象的であった。

「死体の処理を各独房から引っ張り出して、中庭で鉄骨で井桁組んでガソリンぶっかけて焼いたわけ。焼いて全部焼き殺して骨だけにして、今度骨を拾うの。『いや、戦争っていうのがこんなものか』と。戦争ってのは絶対するもんじゃないと。つくづくそう思いましたね。ほんとにね、1人で泣いた」

いろんな理屈を付けて殺戮を合法化する戦争、それが本当に正しいものなのか、この言葉を重く受け止めたいものだ。(かわせみ)


Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/canaria-club/www/wp-content/themes/mh-magazine-lite/content-single.php on line 21

Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/canaria-club/www/wp-content/themes/mh-magazine-lite/content-single.php on line 30