台風でまた大きな災害が起こった。4・5年前から秋の種蒔きが難しくそれが顕著になってきたように思う。
長雨や台風で、種まきの出来るタイミングが非常に限られてしまう事。また20年ほど前に秋の最初の種蒔き日を9月15日と基本に決めたが、最近この日から9月下旬にかけて種を播いた野菜の虫による食害が非常に多くなった。気温が高く虫たちの活動が長引くようになってきたのだ。来年から播種日を10日程遅らせようかと思う。当然収穫の開始も遅れる事になるが、もうそう言う時代になったのだと自覚したほうが良いのかもしれない。
天候や気候に左右されない農業と云う選択肢も有る。しかしそれを選択するという事は、温暖化に拍車を掛ける事にならないのか。この日曜日地元神社のお祭りが行われた。神輿を担ぎながら「天に唾しながら豊作を祈っているのではないか。」とハレの日に雲が掛かる。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。