年中快適な暮らしや年中快適な栽培には、環境制御の為に膨大なエネルギーが必要となる。環境との調和を望むなら四季を楽しむ気持ちと知恵と多少のやせ我慢も必要かな。暑い日は、そうめんやざるそばが美味しい。薬味には、おろし生姜ときざみ葱が欲しいところだが、夏の九条葱の無農薬栽培は難しい。葉の青い部分がかなり傷んでしまう。しかし暑い夏を乗り切り、秋に再び成長を始める為、白根の部分に栄養を蓄えている。この部分を利用すれば、夏の無農薬九条葱が、薬味に使える。その際邪魔になるのが、九条葱は青ネギという固定観念と青ネギ文化圏での白ネギを薬味に使うという違和感。試しに少し商品化してみようかな。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。