通常国会の開会に合わせたかのような「嵐」の解散報道。活動休止はまだかなり先の2020年12月31日だそうで、メディア対策が奏功している印象です。その一方、さりげなく報道していたのが、この話題。東京五輪を理由にネットに接続されたあらゆるものに無差別に侵入して調査するというもの。一般家庭も対象です。
NHK NEWS9。来月からの国によるIoT機器への無差別侵入調査。「予想されるIDとパスワードを実際に入力して機器に侵入する計画」で「国は特例的に5年間に限って調査を行うとしていますが、無差別の機器に国が侵入する調査は世界でも例がありません」と何だか怖いのですが…https://t.co/1jHim61zjB pic.twitter.com/F9PB8wLEXm
— YAF (@yagainstfascism) January 25, 2019
「どのような情報を集めるのかという点につきましては、それぞれのIoT機器の中でパスワード設定が脆弱である、簡単に乗っ取られる可能性があると、こういったものを調査を行いまして、これを電気通信事業者に提供する事によってパスワードの設定変更を求めるという注意喚起を行っていくというもの」
— buu (@buu34) January 26, 2019
私なんか、ボーと聞いてても、何もワカランわー
これが、そんな法案だったなんて😭— buu (@buu34) January 26, 2019
一方、これもかなり恐ろしい毎日のスクープ報道。
辺野古移設反対派60人のリストは警備艇に備え付けられていたといいます。顔写真には通し番号が振られてフルネームが記載。氏名を特定できなかった人物は「白髭のもじゃ」「ぱっとしない」などの呼称がつけられていました。年齢、職業、所属政党、出身校を記された女性も。 https://t.co/wiMD0G6eUw
— 小川一 (@pinpinkiri) January 27, 2019
総務省によるネットワークへの無差別侵入でウェブカメラの映像が見られるという懸念があるようですが、それって「1984」に出てくる監視装置「テレスクリーン」と同じじゃないですか。プライバシーの深部が全て国に筒抜けって、どんな独裁国家より突き抜けたディストピアですよ。日本怖すぎです。
— 異邦人 (@Beriozka1917) January 25, 2019
【ディストピア】、つまりユートピア(理想郷)の反対を意味するこの言葉は、オーウェルの小説「1984」に代表されるような、「ゆき過ぎた監視社会や管理体制」を描くSFを表現する時に頻繁に使われる。ただの抑圧ではなく、精神コントロールを多分に含んだ、人間の尊厳を侵すものでもある。
— R!O (@RIO_EGG) January 24, 2019
ジョージ・オーウェルの『1984年』にはこんな有名なセリフがある。
"最終的に党は2+2=5であると発表し、こちらもそれを信じなくてはならなくなるだろう"
僕らは何にビビっているんだろう。
何をそんなに恐れているんだろう。なぜ権力者にものを言うことが「良くない」とされてしまうのだろう。
— サカモトハルキ (@sakamoto1haruki) January 26, 2019