帰省していた子供達もそれぞれの大学に戻り家も静かになっていたが、成人式に参加する為娘が戻ってきた。仕事のため娘の晴れ着姿を見る事は出来なかったが、少し華やいだ気分になっていた。すると今度は、ゼミの研修先でインフルエンザに罹った息子が戻ってきた。現在療養中である。生きている以上、病気には罹る。畑でもほうれん草が久しぶりに種バエの幼虫の食害にあっている。圃場によりアブラナ科の野菜にも株元が腐ってしまう病気が出てしまった。息子は、病院で薬をもらい急速に元気になりつつある。畑は、薬を使わないので病害虫とも真面に組み合うしかない。大きな被害にならない様に祈るしかないが、病害虫に拮抗する虫や菌のも存在するので、命取りまではいかないと思っている。しかし、命取りにならなければ良いのかと言えば考えは揺らぐ。有機栽培か否かの判断の難しい所だ。有機栽培を少数派に留めている大きな理由なのだろう。
京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。