夏の草刈りは、結構重労働だ。しかも刈っても刈っても直ぐに元通りに伸びている。ホームセンターや園芸店でも除草剤が手軽に買えるようになってから家庭や公園・空き地などでも除草剤処理された場所をよく見掛けるようになった。人手不足もあり、一度使うともう手作業には戻れない。草抜きをしている人を見ると仕事上の失敗で罰を受けているのだろうかと思われるくらいだ。しかしその生命力には、感心する。過保護な野菜にちょっとは見習いなさいと言いたくなる。病気に掛かってしまったナスはこの夏の収穫はもう見込めそうもない。生物の多様性が大事であることはよく分かっている。このナスも雑草に混じって栽培していれば病原菌の密度を発病以下に出来るかもしれない等と除草作業をしながら思った。京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら。