そして地震から3日経ち,4日経ち,1週間経ち,…と時間を過ごしているうちに,地震から1ヶ月を迎えようとしています。
地震から数日経ってから見たこと,知ったことも多くありました。
茨木市民グランドは,私にとって幼い頃から祭りや運動会で慣れ親しんだところでしたが,地震から3日目にそばを通ると,がらりと雰囲気が変わり,災害対応の車やマスコミの車でいっぱいでした(写真は地震から24日後のものです)。
高槻市立保育所は安全確認ができたとのことで,地震から4日目,木曜日から開所してくれました。高槻市内の市立小学校中学校幼稚園はしばらく午前中のみだったそうですが,保育所は開所してからすぐ夕方までの保育をしてくれました。市内の保育所のいくつかはガスが止まっていて簡易給食のところもあったそうですが,息子が通う保育所はガス・水道とも大丈夫で初日から普通の給食を出してくれたそうです。いろいろな面でありがたかったです。
趣味のサークルで出会った年配の女性は,家の中が散らかっており,棚の上の物が落ちてきて食器も割れ,片付けが大変でしんどい,疲れると言っていました。別の年配の女性は,ガスが止まっているので料理もお風呂もできず困ったと言っていました。また別の年配の女性は,しばらくにごり水が出て大変だったと言っていました。自転車で5~10分ほどで行ける範囲内に住んでいる人々なのにこんなに被害状況が違うことに驚きました。
地震から1週間経った月曜は,いつもにも増してヘリコプターの数が多くヘリコプターの音もたくさん聞こえました。地震から1週間だということを伝えたいのだと思いましたが,正直,やっと落ち着いてきかけてるのにもうやめてくれと思いました。
時々の余震に恐怖を感じながら,徐々に徐々に普段通りの生活を取り戻しているように思われました。
家の近所の図書館は,蔵書は大丈夫だったものの,建物自体の安全性に問題があり,空調も故障しているので,今後数か月の間は返却業務と予約受付・受取の業務のみになるとのことでした。残念だなと思っていると,2回目に行ったときはカウンター周りの狭いスペースに,大人の本も子どもの本も文庫も小説も,何冊か棚に入れて”プチ・図書館”のようにしてくれていました。本が大好きな私にはとてもありがたい計らいで,司書さんに「ありがとうございます!」と申し上げました。