フランスのカンヌ国際映画祭で、是枝裕和監督の「万引き家族」が最高賞のパルムドールを受賞しました。
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— 映画.com (@eigacom) May 19, 2018
「万引き家族」は生活のために万引きをする家族と、母親に見捨てられた女の子の出会いを通して、人々の絆を描いた作品。是枝監督をインタビューした韓国の「中央日報」の記事が注目されています。記事はこちらをクリック。
是枝監督
"「日本は経済不況で階層間の両極化が進んだ。政府は貧困層を助ける代わりに失敗者として烙印を押し、貧困を個人の責任として処理している。映画の中の家族がその代表的な例だ」 "
血が混ざってこそ家族なのか、日本の家族は崩壊したが https://t.co/ROtGbrIerG pic.twitter.com/At2aqxlJ7W— C.A.S (@wtr911) May 21, 2018
「数年前に、日本では亡くなった親の年金を受け取るために死亡届を出さない詐欺事件が社会的に大きな怒りを買った。はるかに深刻な犯罪も多いのに、人々はなぜこのような軽犯罪にそこまで怒ったのか」「共同体文化が崩壊して家族が崩壊している。多様性を受け入れるほど成熟しておらず、ますます地域主義に傾倒していって、残ったのは国粋主義だけだった」と是枝監督。映画に描かれる一家の生活の糧は祖母の年金で、足りない生活費を万引きをして補う日雇い労働者をリリー・フランキーが演じているとか。映画の公開は6月8日から。(モモ母)