◆木津川市のAさんから、次のような相談が来ました。
これまで妹と同居していた母親と連休明けから一緒に暮らすことになりました。徘徊が始まった母にデイに行くことを勧めても、嫌がって行こうとしません。どうしたら行ってくれるでしょうか?
デイサービスセンター職員のビビ君ママに聞いてみました。
「今、来てもらっている70代の利用者さんも最初は嫌がっておられたそうです。でも、娘さんと一緒に見学に来られた時に『ボランティアでお手伝いに来てもらえませんか? 』とお願いしたら、『いくらでもしますよ』と言って、来て下さるようになりました。以前はペン習字の先生だったので、デイサービスセンターの会報の文字や学生バイトさんの履歴書を一緒に書いて下さったり、配食ボランティアをされていたので食事の盛り付けをしたり。実際は利用者さんなんですが、ご本人はお手伝いに来るボランティアとして、休まず通って下さっています。
ご相談の方のお母さんも何か活躍されていたこと、『仕事』として特別なことをされてなくても、家で今までやってきたことで得意なことがあれば、職員の手が足りないので、ボランティアとして来て欲しいとお願いすると、行ってみようと思われるかも知れません。生活環境が変わって一人の時間が長いと、お母さんも寂しいと思います。息抜きに行けるデイやサロンがあると、ちょっと構ってくれる人がいたり、仲良しのお友達が出来て、楽しく過ごしてもらえます。『そんなとこ行かへん、絶対嫌だ』と言っていた人も一度行くと続けて通って下さいます。家庭的な雰囲気の小規模のところが良いかも知れませんね」
もし通い始めた施設が気に入らなくても、他にも施設はたくさんありますから、相性の良い職員さんや気の合うお友達が出来る施設がきっとみつかると思います。まずは地域包括センターに相談してみてください。
※他にも良い方法をご存知の方があれば、是非教えてください。みんなで知恵を出し合って、いろんな悩みを解決するお手伝いをしたいと思います。メールは info@canaria-c.net へ。